日本消化器内視鏡学会雑誌
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十二指腸隆起性病変の内視鏡学的および病理組織学的検討
吉村 平, 小坂 義種, 奥田 喜朗, 山口 哲郎, 矢野 隆嗣, 鈴木 卓, 伊東 敬之
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1990 年 32 巻 9 号 p. 2229-2237

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抄録
十二指腸隆起性病変はpanendoscopyの普及にともない発見頻度は増加しており,生検およびポリペクトミー等の病理組織学的検索によりその診断も可能となってきている.十二指腸隆起性病変は,われわれが行った上部消化管内視鏡検査中84例1.2%に認められ,それらの内生検あるいはポリペクトミーが施行された54病変中36病変が病理組織診断が可能であった.その内訳は,異所性胃粘膜(9病変),ブルンネル腺過形成(8),ブルンネル腺嚢胞(4),胃化生(4),腺癌(2),腺腫(1)等であった.内視鏡的に特徴的所見を示すものは,ブルンネル腺過形成では亜有茎性ポリープで表面比較的平滑なもの,異所性胃粘膜では小ポリープが集簇した平坦隆起のもの,腺癌では表面不整な顆粒状変化で,粘膜下腫瘤では半球状の表面平滑な正常粘膜で被われた病変であった.生検による診断は,腺癌,腺腫蛍ブルンネル腺過形成,異所性胃粘膜などの表層に病変のみられるものは可能であったが,粘膜下病変に対しては難しいようであった.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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