2018 年 41 巻 3 号 p. 110-117
総合診療に関心を持つ学生・研修医とロールモデルとしての総合診療医との接点を生み出すことを目的とし,日本プライマリ・ケア連合学会若手医師部会は「ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト」を2011年に立ち上げた.全国規模のセミナーに参加するほどではないが総合診療に興味のある学生・研修医を主な対象として,各大学構内で学生が主体となった自主的勉強会の開催支援を行った.2011年から5年間の活動で63大学129件の勉強会に関わり,のべ3,569人の参加者を得た.2013年9月~2014年2月に実施した11回の勉強会参加者に対する質問紙調査では,医学生のうち66%が日本プライマリ・ケア連合学会学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナーに参加経験なしであった.全国規模のセミナーとは異なる層の参加者が得られ,大学に出向いて勉強会を行うアウトリーチ活動の意義はあると考えられた.