抄録
軟体動物の炭酸塩殻の炭素同位体比および酸素同位体比は温度・気候変動の指標として用いられる。炭酸塩から抽出された二酸化炭素はガスクロマトグラフィーを用いて精製され、質量分析計を用いて各同位体比が測定された。私たちは気候変動の例として陸棲のカタツムリと海洋のホタテガイの成長ごとの炭素および酸素同位体比組成のプロファイルを調べた。殻の酸素同位体比組成と炭酸塩の二重置換同位体分子種を用いた温度計によって、生息域の陸水の同位体比を反映すると考えられる、各生物の体内の水の同位体比組成を見積もることができる。