抄録
バイオマーカーを使った古水温指標で最近、真正眼点藻から検出されるC28とC30 1,13-ジオールおよび1,15-ジオールの量比を用いた長鎖ジオール指数(Long-chain Diol Index (LDI); Rampen et al.,2012,GCA)という指標が新たに古水温指標として提案されている。また、演者らの研究グループでは、表層堆積物データによる水温-長鎖ヒドロキシメチルアルカノエイト指標との関係からヒドロキシメチルアルカノエイト指標(12-hydroxy Methyl Alkanoate index (MA12))として提案している(Kobayashi et al., 2012)。本研究では、それら新しい水温指標を日本近海の堆積物コアに応用し、海洋表層水温の年代変動を復元したので報告する。