日本地球化学会年会要旨集
2017年度日本地球化学会第64回年会講演要旨集
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G10 最先端計測・同位体化学の地球化学及び境界領域への応用
TIMSのイオン源で起きる二次的な質量依存分別: 超高精度Nd同位体分析に向けた検討
*深井 稜汰横山 哲也
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p. 290-

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抄録

本研究では、Nd標準試料(JNdi-1)を90回繰り返し測定し、同位体分別の原因を特定することを試みた。結果として、exponential lawで補正したNd同位体比間に、二次的な同位体分別による正の相関が存在することがわかった。二次的な同位体分別はイオン源に付着したイオン化活性剤(リン酸)が引き起こしていると推察した。同位体分別の効果を150Nd/144Nd比を用いて補正すると、全測定の142Nd/144Nd比の再現性は±5.9 ppmから±4.0 ppmに向上した。地球試料の測定には二次的な同位体分別の補正が有効である一方、150Nd/144Nd比にばらつきがある隕石試料の測定には適用が困難である。隕石試料の高精度Nd同位体分析には、イオン源を含めた測定条件を一定に保つことが必須である。

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© 2017 日本地球化学会
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