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揮発性有機化合物に含まれるハロカーボンはオゾンの分解などに影響を与えている。ハロカーボンの生成源として海洋微生物などが知られている。しかし、既知の生成源では地球規模の生成量を説明するには不十分となっているため未知の生成源が存在すると考えられている。そこで本研究では、海洋に広く分布しているが、ハロカーボンの生成について知見がまだないラビリンチュラ類に注目した。実験ではヤブレツボカビ科に含まれる4種のラビリンチュラ類について25℃での培養実験を行い、うち1種については20℃及び30℃でも同様の実験を行った。実験の結果、3種のラビリンチュラ類からモノハロメタンの生成がみられた。また、培養温度の変化実験ではCH3Clの生成速度について温度依存性が認められた。本研究からラビリンチュラ類が海洋中でのモノハロメタンの新たな生成源となりうることと、海水温度がラビリンチュラ類のハロカーボン生成に影響を及ぼすことが示唆された。