日本地球化学会年会要旨集
2019年度日本地球化学会第66回年会講演要旨集
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G10 地球化学のための最先端計測
クリーンルームにおける空気中からのホウ素汚染の把握:高精度微量ホウ素同位体分析のための検討
*川合 達也, 窪田 薫, 永石 一弥, 石川 剛志
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p. 85-

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抄録

近年、ホウ素量が微少な試料の分析が可能となる中、ホウ素のブランクが分析の障壁となってきている。本発表では、実験室でのホウ素ブランクの測定結果を基に、ブランクの起源およびその対処法について検討する。高知コア研究所には、低ボロンまたはボロンフリーのHEPAフィルターを使用したクリーンルームが3室ある。各実験室内でのホウ素汚染を把握するために暴露実験を行った。結果、ブランク値は3つの実験室で連動しており、季節変動も一致してみられた。給排気が別系統の3つの実験室でブランク値が連動していることから、ホウ素ブランクは外気からのガス態ホウ素に由来することを示唆している。一方、実験室に設置されているクリーンエバポレーター内では、ホウ素ブランクは一貫して低い値に保たれていた。これはクリーンエバポレーターに装備されているケミカルフィルターとボロンフリーULPAフィルターの組み合わせが、ガス態ホウ素の除去にある程度有効であることを示しているのかもしれない。

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© 2019 日本地球化学会
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