日本地球化学会年会要旨集
2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
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G5 古気候・古環境解析
北海道,苫小牧沖における最終退氷期以降の底生有孔虫群集と溶存酸素極小層(OMZ)の変動
*酒井 恵祐大串 健一芝原 暁彦
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p. 79-

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抄録

近年の地球温暖化に伴う全球海洋の酸素濃度の低下は,特に中層深度に位置する溶存酸素極小層(OMZ)で顕著になっている.OMZ の浅化と拡大は,海洋生物の分布や生態系に影響を与えると予測されている.そのため,過去のOMZの変動を理解することは重要である.そこで,底生有孔虫化石を用いて過去の海洋環境変化に対する生物応答を復元することを目指した.本研究では,北海道苫小牧沖(水深777 m)から得られた堆積物を用いて,約16,600年前から現在にかけての底生有孔虫群集と溶存酸素極小層(OMZ)の変動解明を行った.特に最終退氷期の底生有孔虫群集から,これまでの研究より浅い深度において酸素欠乏が起こり,OMZが拡大していたと示唆された.

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