日本地球化学会年会要旨集
2021年度日本地球化学会第68回年会講演要旨集
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G08 地球深部から表層にわたる元素移動と地球の化学進化
下部マントル主要鉱物及びstishoviteへの窒素溶解度: 地球史を通じた大気-マントル共進化過程への考察
*福山 鴻鍵 裕之井上 徹柿澤 翔新名 亨菱田 俊一高畑 直人佐野 有司Cécile DelignyEvelyn Füri
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p. 113-

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抄録

本研究では、下部マントル主要鉱物であるbridgmanite ((Mg, Fe)SiO3)とferropericlase ((Mg, Fe)O)に加え、下部マントルで安定に存在し得るstishovite (SiO2)への窒素溶解度を明らかにした。実験にはマルチアンビル高圧発生装置を使用し、分析にはSIMS及びSEM-EDSを使用した。 bridgmaniteと ferropericlaseへの窒素溶解度は、鉄の固溶量と正の相関を持つこと分かった。一方、今回最大で400 ppm以上の窒素を取り込めることが明らかになったstishoviteは、スラブの沈み込みを介して多くの地球表層の窒素を下部マントルまで供給できる主要なキャリアーになり得ることが分かった (Fukuyama et al., 2020)。地球史を通じて地球表層と地球深部はそれぞれ独立していたわけではなく共進化してきたことが、本研究から明らかになりつつある。

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© 2021 日本地球化学会
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