日本地球化学会年会要旨集
2021年度日本地球化学会第68回年会講演要旨集
会議情報

S03 環境放射能研究の最前線
質量分析による環境中237Np定量法確立に向けて
*中島 朗久坂口 綾早川 優太羽場 宏光塚田 和明Karin HainJian Zheng瀬古 典明保科 宏行山崎 信哉末木 啓介横山 明彦
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 193-

詳細
抄録

237Npは、その物理化学的特性から環境・放射線影響調査や地球化学研究ツールとして重要性が示唆されている。しかし、難放射線測定核種である上に、質量分析に必要なスパイクが存在しておらず包括的な研究に至っていない。本研究では、環境中のNp評価が質量分析にて行えるようNpスパイクとして236gNpの製造、それに伴う化学分離法の確立を試みることとした。TEVA、TK400、UTEVAレジンを用いることでNpの回収・妨害元素の除去を効率良く行える分離法を確立し、Np製造のための照射試料に適用することでNpを精製し、副生成物236mNpの検出と定量に成功した。さらにこの結果から照射によって生成する236gNp量を見積もった。併せてNpスパイク法を水圏試料に適用することを目指し、海水にアミドキシム型吸着材によるNp回収方法についての基礎検討を行った。

著者関連情報
© 2021 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top