日本地球化学会年会要旨集
2024年度日本地球化学会第71回年会講演要旨集
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G5 古気候・古環境解析
立山カルデラ・泥鰌池の堆積物中210Pbおよび物理特性に基づく豪雨イベント史の復元
*橋野 虎太郎落合 伸也丹保 俊哉長尾 誠也
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キーワード: 豪雨, 210鉛, 堆積物
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p. 113-

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抄録

近年、豪雨の頻度の増加とともに、河川流域における土砂災害も増加しており、今後発生し得る同様の豪雨災害(イベント)についての対策として、その発生頻度を知ることが重要である。本研究では富山県立山町の泥鰌池において採取した湖沼堆積物の放射性核種、物理特性を用いて過去の豪雨イベントの推定を試みた。堆積物コアの137Cs濃度の鉛直分布から、泥鰌池の堆積物コアの最下部の年代は約114年前と推定された。また過剰210Pb濃度の鉛直分布には深度16-20 cmと24-27 cm、45-60 cmに濃度の異常層が見られ、これらの層準で土砂の大量流入イベントが起きたと認められた。今後、210Pbに基づいて各イベント層の年代を推定し、立山カルデラでの豪雨イベント史の検討を行う予定である。

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