日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
Online ISSN : 1884-8230
Print ISSN : 1346-8111
ISSN-L : 1346-8111
症例報告
骨格的な問題を持つ患者に対し,長期予後を見込めない歯の抜歯により審美改善した症例
中島 圭治
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 37 巻 1-2 号 p. 37-

詳細
抄録

上顎の前突感を含めた審美性の改善と臼歯部の歯の動揺を主訴に来院した患者に対し,インプラント治療,矯正治療,補綴治療を行い咬合再構成を行った.患者は,全顎的に中等度から重度の歯周疾患に罹患しており,58 歳という患者の年齢を考慮しつつ,長期予後の見込めない歯を戦略的に抜歯し,審美性の改善と機能の回復を目指し全顎治療を行い,患者満足が得られ,現在4 年が経過したので,報告する.

著者関連情報
© 2017 特定非営利活動法人 日本顎咬合学会
前の記事 次の記事
feedback
Top