2017 年 17 巻 4 号 p. 4_62-4_80
平成28年 (2016年) 熊本地震における断層極近傍の被害と地震動強さを調べることを目的として,墓石転倒率調査と木造家屋の被害調査を2016年4月27日から4月29日の期間に実施した.墓石転倒率は,地表地震断層周辺と益城町役場付近 (震度7を観測した益城町宮園) で大きな違いは見られず,転倒率が高い墓地では100%となっていた.木造家屋の全壊率は,益城町役場付近が高く,最大で全壊率61%となっていた.一方,地表地震断層周辺の木造家屋の全壊率は益城町役場付近よりも相対的に低く,0~33%であった.