2018 年 18 巻 2 号 p. 2_82-2_94
2011年東北地方太平洋沖地震では,東北地方から関東地方にかけての極めて広い範囲で液状化が発生した.特に関東地方の被害範囲・規模は非常に大きなものであった.被害が大きくなった理由については,継続時間の長さが被害規模を大きくしたことが推測される.本研究では,東北地方太平洋沖地震および近年の液状化が発生した地震において液状化発生率には地域性がみられること,および,液状化発生率には計測震度のみならず,継続時間の影響もみられることを示した.そして,地震動強さの指標としてリアルタイム震度と継続時間から計算されるΔIsを導入し,ΔIsから液状化発生率を推定する簡便法を提案した.