2019 年 19 巻 6 号 p. 6_91-6_104
東京圏での構造物の設計や地震防災用の想定地震動を評価するための震源モデルを作成することを目的として, 1703年元禄地震, 1855年安政江戸地震, 1923年大正関東地震の三つの歴史地震の震源特性を検討した.まず, 首都直下で発生した最近の地震データを用いて震度による距離減衰式や揺れやすさの評価を行い, 被害から推定した震度分布を用いて, 震度インバージョン解析によって断層面の強震動生成域を求めた.次に, 最近の地震の既往の研究に基づいて震度データから基準化した震度レベルIeと短周期レベルAの関係を評価し, これを用いて三つの歴史地震の短周期レベルAを求めた.