日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
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論文
空港の路盤・舗装構造物の液状化被災確率に関する研究
中島 由貴静間 俊郎中村 孝明
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2021 年 21 巻 1 号 p. 1_106-1_122

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抄録

地表面最大加速度を指標とした液状化による構造物の損傷確率を求める確率モデルを提案する.これを地盤変状等の影響を直接受ける路盤・舗装構造物の機能喪失確率を評価するFragility Curveに適用する.不確実性等のパラメタは液状化や地盤増幅に関する既往研究から類推する.羽田空港を取り上げ,レベル1地震,レベル2地震による滑走路や誘導路等の路盤・舗装構造物の液状化に伴う機能喪失確率を評価する.また,液状化対策前後の機能喪失確率を比較するとともに,滑走路の利用可否の観点から対策の効果を考察する.

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© 2021 公益社団法人 日本地震工学会
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