2025 年 25 巻 5 号 p. 5_48-5_56
「河川堤防の液状化対策の手引き」においては,液状化対策のひとつとして,“締固め工法”が挙げられている.この締固め工法のうち,砂材料を圧入することにより周辺地盤を締め固めるサンドコンパクションパイル(SCP)工法には,動的に圧入する“振動式SCP工法”と静的に圧入する大型施工機の“非振動式SCP工法”と小型施工機の“砂圧入式SCP工法”の3種類がある.本文においては,河川堤防において,地震による復旧工事や耐震対策にSCP工法が採用された両脇や法尻改良の施工事例と改良効果について報告する.また,近年では,小型施工機による斜め改良も可能となっており,盛土の液状化対策に締固め改良を適用した場合の改良位置(直下,法尻,斜め改良)が天端沈下量に及ぼす影響と要因について静的変形解析(ALID)結果に基づいて考察する.