2025 年 25 巻 6 号 p. 6_86-6_98
地震防災を考える場合,その地域の精度が高い地下構造を把握することは重要となる.一般に,精度が高い地下構造の推定には高密度なボーリングデータが必要となる.しかし,地方都市ではボーリングデータの密度が低いため,精度が高い地下構造モデルの作成は難しい.近年,常時微動観測を用いた地下構造の推定手法の技術進展が進んでいる.そこで,ここではボーリングデータと常時微動データを組合せて,精度が高い三次元地下構造の推定を試みた.また推定した地下構造に対し,地形や増幅特性の観点から妥当性を確認した.