日本腹部救急医学会雑誌
Online ISSN : 1882-4781
Print ISSN : 1340-2242
ISSN-L : 1340-2242
症例報告
骨髄異形成症候群(MDS)経過中に発症し,腹腔鏡下interval appendectomyを施行した急性虫垂炎の1例
林 昌俊栃井 航也小久保 健太郎丹羽 真佐夫高橋 啓
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 35 巻 3 号 p. 271-274

詳細
抄録
症例は70歳,女性,10年前より骨髄異形成症候群(MDS)で経過観察されRCMD-RS,IPSS-Int1と診断されていた。2月に,右下腹部痛で受診,壊疽性急性虫垂炎と診断した。血小板1.4×104/μLと低下しており保存的治療を施行することにした。絶食,メロペネム1.5g/dayを投与し症状改善,10日後に退院した。虫垂炎発症3ヵ月後に血小板を輸血しつつ腹腔鏡下虫垂切除術を施行した。病理検査はカタル性虫垂炎であった。血小板の著明な低下を認めるMDSに発症した急性虫垂炎に対するinterval appendectomyは,血小板輸血の準備も行うことができ良い適応と考えられた。
著者関連情報
© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
前の記事 次の記事
feedback
Top