抄録
症例は70歳,女性,10年前より骨髄異形成症候群(MDS)で経過観察されRCMD-RS,IPSS-Int1と診断されていた。2月に,右下腹部痛で受診,壊疽性急性虫垂炎と診断した。血小板1.4×104/μLと低下しており保存的治療を施行することにした。絶食,メロペネム1.5g/dayを投与し症状改善,10日後に退院した。虫垂炎発症3ヵ月後に血小板を輸血しつつ腹腔鏡下虫垂切除術を施行した。病理検査はカタル性虫垂炎であった。血小板の著明な低下を認めるMDSに発症した急性虫垂炎に対するinterval appendectomyは,血小板輸血の準備も行うことができ良い適応と考えられた。