岐阜県岐阜市と滋賀県彦根市内に自生している93種の野草から熱水抽出物を調製し,2種のヘテロ型乳酸菌Lactobacillius brevis, Leuconostoc mesenteroidesに対する生育抑制効果を測定した。野草抽出物を1%(w/v)添加したMRS寒天平板培地に乳酸菌を接種し,嫌気下あるいは好気下で乳酸菌の生育状態を調べ,その生育の有無で生育抑制作用を判定した。この結果,15種の野草抽出物が乳酸菌に対して生育抑制作用を示した。さらに生育抑制作用が認められた野草抽出物の乳酸菌に対する最小生育阻止濃度(MIC)を測定したところ,メマツヨイグサ(Oenothera biennis),シロバナサクラタデ(Polygonum japonicum),キンミズヒキ(Agrimonia japonica)が強い抗菌活性を示し,それらのMICは緑茶抽出物のMIC(100mg/10mℓ)よりも低値であった。