日本食品保蔵科学会誌
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バンレイシ果実の各種貯蔵温度における糖分, 澱粉およびアミラーゼ活性の変化
呉 明昌陳 啓宏陳 金樹
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1999 年 25 巻 2 号 p. 57-61

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抄録
バンレイシ果実を26℃, 21℃及び16℃で貯蔵したところ, それぞれ追熟が進行したが, その可溶性固形物量の変化を測定すると, 一時的な増加が見られ, 一定の高い量を保ってから減少する傾向であった。果実の追熟が進むにつれ, ブドウ糖, 果糖およびショ糖などの糖分が増加した。26℃および21℃で貯蔵した果実は, 澱粉が完全に糖化していたために, 全糖含量は16℃に比べて高かった。さらにアミラーゼの活性を測定したが21℃で貯蔵した果実のアミラーゼ活性は最も高かった。
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