日本食品保蔵科学会誌
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内部損傷感受性の異なるジャガイモの化学および物理特性
弘中 和憲石橋 憲一小疇 浩安井 謙介松田 清明佐藤 禎稔森 元幸津田 昌吾高田 明子
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2004 年 30 巻 6 号 p. 289-293

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抄録

ジャガイモの化学および物理特性と内部損傷 (黒斑) 感受性との関係を検討した。その結果, 内部損傷抵抗性のジャガイモはポリフェノール含量とポリフェノールオキシダーゼ活性が低く, 内部組織および表皮の強度は大きかった。表皮強度と内部損傷との間には, 1%水準で有意な相関がみられ, プランジャーを用いた表皮強度の測定は, 測定が容易であることから, 内部損傷抵抗性を有するジャガイモの品種選抜に有効な手段であると考えられた。

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