澱粉科学
Online ISSN : 1884-488X
Print ISSN : 0021-5406
ISSN-L : 0021-5406
Bacillus maceyansの生産する酵素
I.α,β-Cyclodextrinの分別定量法
小林 昭一貝沼 圭二鈴木 繁男
著者情報
ジャーナル フリー

1974 年 21 巻 2 号 p. 131-137

詳細
抄録
 CD.の酵素を用いた特異的定量法を考案し,検討した。定量原理は,可溶性澱粉またはマルトサッカライドをグルコースに完全分解するが,CD.を分解しない酵素を用いることによる。CD.は還元力を示さないので,CD.以外の糖の分解生成物であるグルコースの還元力をSomogyi-Nelson法により測定して,全糖から差し引いて定量する方法である。市販グルコアミラーゼ(puregrade,生化学工業K.K.製)を用いれば,総CD.量が定量でき,Aspergillus oryzaeのα-アミラーゼとの共用によりα,β-CD.の分別定量が可能となる。 定量誤差はCD.含有率60%以上の場合,5%以下であり,低含有率の場合もグルコアミラーゼ反応後,アセトン沈殿処理により正確に定量できる。
著者関連情報
© 日本応用糖質科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top