2024 年 44 巻 p. 22-31
目的:クリティカルケア領域初期キャリア看護師を対象とする看護実践能力を評価するためのルーブリックを開発することである.
方法:「集中治療に携わる看護師のクリニカルラダー」をもとに,指導者看護師との相互評価を前提とするルーブリック素案を開発し,専門家会議で評価観点の内容妥当性確認と評価基準等の表現を検討した.続いて初期キャリア看護師とその指導者看護師を対象とした試行調査を実施し,最後に専門家へ評価観点の確認を依頼した.
結果:専門家会議の結果,内容妥当性のない評価観点を削除し12項目,3段階の基準を持つルーブリックとなった.試行調査は1組のみの実施となったが,ルーブリックを使用した相互評価のみでは能力開発につながりにくい可能性が明らかとなった.
結論:12項目の評価観点からなるルーブリックの妥当性は確認できたが,相互評価を課題発見につなげるためのツールを作成する必要性が見出された.