目的:手術室から外科系病棟へ配置転換を希望した看護師が手術看護の経験を活かし成長していくプロセスを明らかにする.
方法:新卒で手術室勤務5年以上の経験を経て,外科系病棟を希望し配置転換した看護師10名に半構造化面接を行いM-GTAを用いて分析した.
結果:配置転換した看護師は【手術室で習得できなかった看護の未熟さを痛感】し【看護師経験年数とのギャップを埋める努力】を行った.そして【手術看護の専門的なスキルが活きる経験】を通して【手術看護経験者としての存在価値を実感】し【自己の看護観の深化】を感じ,手術室と病棟の両方の経験により【強みを活かした自己のキャリアを思い描く】へと至った.
結論:手術室から配置転換した看護師は,手術看護の専門性を活かし患者,看護スタッフと相互作用しながら周術期看護が実践できる看護師へ成長していく.その過程は手術室看護師に対するキャリア形成モデルとなることが示唆された.