2024 年 44 巻 p. 218-227
目的:訪問看護師向け在宅看取り教育プログラム(PENUT)を開発し,その有効性を検討した.
方法:訪問看護師を介入(I)群とwait list control(C)群に無作為に割り付け比較した.PENUTは講義20項目(2日間)と演習2項目(1日間)で構成した.属性,在宅看取りケア態度,在宅看取りケア件数の質問紙調査をベースラインと各群研修後に行った.
結果:I群62名,C群59名を分析した.I群はC群より有意に死にゆく患者へのケアの前向きさ(3.2 ± 5.1, 0.5 ± 4.1),終末期ケアに対する自信(0.63 ± 0.78,0.28 ± 0.79),医師とのコミュニケーションへの自信(0.52 ± 0.72, 0.04 ± 0.60)が増加し,症状緩和の困難感(–0.43 ± 0.92, 0.07 ± 0.75)は減少した.
結論:PENUTは訪問看護師の在宅看取りケア知識および態度の向上に有効である.