2026 年 46 巻 p. 227-236
目的:市町村保健師の部署横断的な政策形成コンピテンシーを明らかにすることを目的とした.
方法:部署横断的な政策形成の経験がある市町村保健師10名に,半構造化インタビューを行い,質的記述的に分析した.
結果:市町村保健師の部署横断的な政策形成コンピテンシーは,【部署を越えた健康課題の改善に向き合う】【他部署を巻き込み政策の合意形成を図る】【部署を越えた体制を整えながら政策を展開する】が生成された.
結論:市町村保健師の部署横断的な政策形成コンピテンシーは,部署を越えた健康課題に向き合い,政策の合意形成に向けて庁内を巻き込み,庁内の体制を整えて政策展開へとつなげるものであった.本研究では,市町村保健師が部署横断的に政策形成を推進する実践を理解するための視点が示唆された.