2026 年 46 巻 p. 273-285
目的:老人看護専門看護師,精神看護専門看護師,認知症看護認定看護師が認識する,一般病棟における身体拘束最小化のための看護実践方法について,その必要性と実現可能性の観点から明らかにし,明らかにした看護実践方法について妥当性と非同意項目の同意化に向けて検討することを目的とした.
方法:一般病棟で身体拘束最小化経験を有する老人看護専門看護師,精神看護専門看護師,認知症看護認定看護師計37名にデルファイ法を用いた調査を4回実施した.
結果:一般病棟における身体拘束最小化の看護実践方法として必要性74項目,実現可能性57項目で同意した.実現可能性で同意した項目は全て必要性でも同意した.
結論:同意項目は必要性,実現可能性とも一般病棟における身体拘束最小化のための看護実践方法として妥当であった.必要性で同意され,実現可能性で同意しなかった項目は適切な教育を提供するなどして実現できると考えられた.