2026 年 46 巻 p. 561-572
目的:外来看護の質評価・改善のためのデータベース構築に向けて,患者の多様なニーズに対応する外来看護の質評価指標を検討することを目的とした.
方法:2024年11~12月に国内の医療機関4施設の看護管理者と外来看護師を対象にグループインタビューを行い,外来患者の多様なニーズに対して看護師が組織的に行っている取り組みを尋ねた.逐語録を作成し,帰納的に分析した後,ストラクチャー,プロセス,アウトカムの観点で質評価指標を演繹的に整理した.
結果:看護師22名から14の取り組みが聴取され,5つの外来看護の機能に分類された.外来看護関連指標として,ストラクチャーには看護師配置,個室,継続看護委員会の設置等,プロセスには療養指導や継続看護依頼件数等,アウトカムには治療継続率や在院日数,患者の安心感等が含まれた.
結論:外来看護の内容と関連指標が整理された.今後,外来看護の質評価・改善に活用できる可能性がある.