2026 年 46 巻 p. 653-666
目的:脳卒中患者対象の介入研究におけるセルフモニタリング法(SM法)とその結果,研究ギャップを明らかにした.
方法:JBIガイドラインに基づくスコーピングレビューを実施した.
結果:SM法はセルフマネジメント介入の一部として,身体・活動・行動・心理指標を複合的に測定,観察,記録し,フィードバックを行う方法が用いられた.その結果,知識・技術の獲得,身体・活動・行動・心理・社会的指標の改善,QOL向上,入院日数減少が報告された.一方で,モニタリング項目は標準化されておらず,脳卒中特異的な生理学的指標・症状は含まれなかった.また,結果の不均一性があり,エビデンスは未確立であった.
結論:セルフマネジメント介入の一部として,複合的指標のモニタリングとフィードバックの有用性が示唆され,研究ギャップは,SM法単一の効果は不明確で,モニタリング項目は標準化されておらず,エビデンスが未確立と特定された.