におい・かおり環境学会誌
Online ISSN : 1349-7847
Print ISSN : 1348-2904
ISSN-L : 1348-2904
特集(生薬・漢方薬のかおり)
人工沈香の開発に繋がる「沈香の香り成分生合成」に関わる鍵酵素
森田 洋行史 社坡
著者情報
ジャーナル フリー

2022 年 53 巻 4 号 p. 242-253

詳細
抄録

沈香は高貴な香りのする高級香木として古来より重宝されてきた.その稀少性故に高値で取引される香木であり,乱獲が相次いだため,そのもとになる植物の数は激減している.しかし,沈香を確実に栽培する方法は未だ開発されるに至っていない.沈香の香りは主として,2-(2-フェニルエチル)クロモン類(PECs)由来である.本稿では,つい最近,著者らが同定したその骨格を形成する鍵酵素の特徴とそれにより見えてきたPECsの生合成について概説する.

著者関連情報
© 2022 (社)におい・かおり環境協会
前の記事 次の記事
feedback
Top