日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第42回研究大会
セッションID: I-15
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【分科会】 映像実践にもとづくフィールドワーク論の構築に向けて
映像記録は誰のものか!?
映像人類学・民俗学における「還元」という欺瞞
須藤 義人
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抄録
「映像民俗学」や「映像人類学」が学問領域として誕生して35年あまりの月日が過ぎた。1973年にマーガレット・ミードが提唱した「映像人類学」が勃興し、それを受けるかたちで、翌74年、日本では「映像民俗学」の確立を掲げた「映像民俗学を考える会」が発足した。それ以降、映像と民俗学、映像と人類学を結びつけるフィールドワークの方法と理論を模索してきたといえる。筆者は、沖縄人(ウチナーンチュ)やアイヌに関わりながら映像制作してきた実例から、映像実践について論じてみたい。
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© 2008 author
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