大阪大学大学院経済学研究科
2010 年 3 巻 p. 119-123
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本稿の目的は,恒常所得のショックに対する消費行動の変化のパターンを尋ねた仮想的質問を用いて,家計の消費行動がどのような理論仮説と整合的かを調べることである.ライフサイクル·恒常所得仮説によれば,人々は恒常所得の変化というショックに直面するとその時点で消費を変化させるが,LCPIHと整合的な選択をした家計の割合は日本1.6%,アメリカ3.9%にすぎないことが明らかとなった.家計が選択した消費のパターンには,家計間で多様性が見られる.
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