聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院心臓血管外科
聖マリアンナ医科大学心臓血管外科
2017 年 57 巻 4 号 p. 63-67
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84歳,女性。両側の鎖骨下動脈から上腕動脈に高度狭窄または閉塞を認め,両側椎骨動脈にも閉塞を認めた。Y型人工血管と大伏在静脈によるcomposite graftを用いて上行大動脈から両側上腕動脈へのバイパスを作成した。術後は両側橈骨動脈の拍動触知は良好となり,壊死の進行も止まった。両側上肢虚血の同時発症で両側椎骨動脈が閉塞している症例において上行大動脈から両側上腕動脈へのパイパスは有効と考えた。
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