脈管学
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症例報告
腹部大動脈瘤ステントグラフト内挿術中に急性心筋梗塞を発症し,Kounis症候群が疑われた1例
佐久田 斉嶌田 泰之原 正幸立原 啓正大木 隆生
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ジャーナル オープンアクセス

2017 年 57 巻 6 号 p. 99-104

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抄録

Kounis症候群はアレルギー反応に伴い急性冠症候群をきたす症候群である。60歳代男性,増大傾向のある腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術中にPVCとST上昇が出現しショックに陥った。冠動脈造影にて左前下行枝と回旋枝の広範囲閉塞を認め,#6に対してPCIを施行した。PCPSを装着したが心機能は回復せず第一病日に失った。本例は術前冠動脈CT検査の際に造影剤アレルギーが疑われており,臨床経過と冠動脈造影所見からKounis症候群が疑われた。

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