脈管学
Online ISSN : 1880-8840
Print ISSN : 0387-1126
ISSN-L : 0387-1126
症例報告
急性下肢動脈閉塞に対しOPTIMO Occlusion Catheterによる血栓吸引術が有用であった1例
菊池 拓紀菅原 丈志猪山 裕治山村 定弘林田 英里横山 公一上木原 健太鈴木 龍介
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2018 年 58 巻 2 号 p. 17-20

詳細
抄録

78歳男性。夕食後から右下腿の倦怠感,疼痛を自覚し,翌朝に右下肢の冷感も出現したため近医受診。造影CTで右浅大腿動脈近位部から膝下動脈にかけて閉塞を認め,急性下肢動脈閉塞の診断で当院搬送となる。Fogarty catheterによる血栓除去術を施行したが再開通が得られなかったため,総大腿動脈にシース挿入後,9 Fr OPTIMO occlusion catheterによる血栓吸引術を施行し,再開通が得られた。急性下肢動脈閉塞に対するOPTIMO occlusion catheterによる血栓吸引術は有効な手段と考える。

著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja
前の記事
feedback
Top