自治医科大学分子病態治療研究センター炎症・免疫研究部
2019 年 59 巻 10 号 p. 83-87
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動脈硬化や心筋梗塞といった心血管疾患の病態において無菌性炎症の重要性が示されている。われわれは,心血管疾患発症の分子機構に無菌性炎症の惹起経路であるNLRP3インフラマソームが関与することを報告してきた。また最近,NLRP3インフラマソームを制御する新規E3リガーゼを同定した。本稿では,動脈硬化や大動脈瘤形成におけるNLRP3インフラマソームの役割とともに,NLRP3インフラマソームの翻訳後修飾による制御機構について概説する。
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