東京都健康長寿医療センター血管外科
2020 年 60 巻 11 号 p. 197-203
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血行再建後内膜肥厚は炎症を基盤とし血管平滑筋細胞遊走増殖が関与する。われわれは能動的な炎症収束作用のある不飽和脂肪酸代謝物レゾルビンなどの抗炎症性脂質メディエーター(SPM)に注目した。SPMは有望であるが,治療システム構築には局所や全身投与以外に病変部位標的のdrug delivery system(DDS)が必要である。抗炎症作用のある核酸にも言及し抗炎症作用とDDSの観点から考察・概説する。
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