大阪大学大学院医学系研究科糖尿病病態医療学寄附講座
2022 年 62 巻 9 号 p. 79-82
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末梢動脈疾患患者では高齢ほど死亡リスクは高いが,国民平均に対する死亡の相対リスク比は若年ほど高く,また若年ほど動脈硬化のリスク因子の集積を認めやすい。さらにこうした動脈硬化のリスク因子の集積状況は冠動脈疾患とは大きく異なる。こうした実態は末梢動脈疾患患者の全身管理戦略を考えるうえで重要になろう。また全身管理という観点では,包括的高度慢性下肢虚血発症患者の受療実態にも解決すべき課題が残されているように思われる。
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