電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
セッションID: 08-2P-04
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画像の勾配テンソル場の異方性を用いた照明変化に頑健な顔検出手法
甲斐 俊彦坂本 博康
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抄録
画像の顔検出は様々な顔の解析における最も重要な段階のひとつであり、その手法は特にAdaBoostとHaar-like特徴量を用いたものが多用されている。本研究では、照明条件に対する頑健性の高い検出手法を得るために、画像の勾配テンソル場の持つ特性を利用した新しい顔検出手法を提案する。ここでは顔画像の勾配テンソル場の特徴点(楔点、三分岐点、中央点、鞍点)やその異方性(2つの固有値の差分)を利用している。本手法では、濃淡画像に変換した画像の各画素において勾配テンソル場を生成し、各画その持つテンソル場の異方性を利用し、特徴量とする。そしてAdaBoostを用いることにより顔検出器を学習し、その性能評価を行った。
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© 2011 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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