電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第68回連合大会)講演論文集
セッションID: 05-2P-01
会議情報

インクジェット法を用いて作成した有機透明導電膜の特性改善
*宮田 浩平新田 敦司
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
現在,スマートフォンに代表されるタッチパネルは主にITO(酸化インジウム)が導電材として使用される.ITOは希少金属であるInを含み資源枯渇,価格高騰に加えフレキシブル性に乏しい.著者らは,高い柔軟性と導電性を示す導電性高分子材(PEDOT/PSS)に着目した.プラスチック基板上に市販のインクジェットプリンタを用いて,PEDOT/PSS薄膜を成膜し,ITO薄膜と同等の特性を有する安価な代替透明導電膜の作製に取り組んだ.これまで,基板のUV/O3洗浄,成膜後の熱処理,極性溶媒を用いた浸漬処理が薄膜の特性改善に有効であることを明らかにしている.今回,極性溶媒による処理方法等の検討によりさらなる特性改善が行えたので,報告する.
著者関連情報
© 2015 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top