抄録
近年のエネルギー事情の変化から、水素エネルギーが新たなエネルギー媒体として注目されている。ここで我々は、パルス放電プラズマを用いて水を原料とした水素生成法の開発を行っている。既存の水素生成法として、水蒸気改質や水の電気分解法がある。水の電気分解において、水素は陰極から発生することが良く知られている。また、放電プラズマは生成される極性によって、その振る舞いおよび特性が変化することが知られている。本発表では、パルス放電プラズマを用いた水素生成法における印加パルス電圧の極性効果が水素生成特性に与える影響を調査した結果を報告する。