電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第70回連合大会)講演論文集
セッションID: 06-1A-05
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油中ガス分析と変圧器劣化進展状況の把握について
*大久保 照二
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抄録

高電圧大容量化の進んだ油入変圧器は,絶縁油中の加熱,油浸個体絶縁物の加熱,絶縁油中の放電等の異常によって発生する主なガス成分は知られているため,これらのガス量を分析することによって異常を判定する手法が広く利用されている。変圧器等の絶縁油中ガス分析は,保全基準により点検周期が決められており,判定結果により追跡調査を実施している。 油中ガス分析結果をトレンド解析し,ガス量の進展状況を把握・想定することで異常のない機器の油中ガス分析周期延伸を検討することが研究目的である。本稿では現在稼働中のそれぞれ製造後30年及び50年経過している主要変圧器2台のガス分析トレンドから特徴を明らかにする。

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© 2017 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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