2016 年 23 巻 2 号 p. 335-339
難治性上腕骨外側上顆炎に対する直視下手術と鏡視下手術の治療成績を比較検討した.直視下群13例と鏡視下群8例,計21例を対象とした.これらの症例に対してVAS score,日本整形外科学会-日本肘関節学会肘機能スコア(以下JOA-JES score),肘関節可動域,握力の変化,原職復帰までの日数,痛みの改善を実感した時期,合併症,さらに手術に対する満足度を調査し比較した.その結果,最終VAS score,JOA-JES score,肘関節可動域,握力は両群間で有意差はなかった.一方,原職復帰までの日数は直視下群では23.9±21.0日,鏡視下群は72.3±73.6日と鏡視群が有意に長かった.また痛みの改善を実感した時期についても,直視下群で1.9±0.9か月,鏡視下群では3.6±1.9か月と鏡視下群の方が有意に長かった.