日本肘関節学会雑誌
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Print ISSN : 1349-7324
IV.スポーツ障害
骨釘にて小頭外壁片の固定を行った進行期外側型上腕骨小頭離断性骨軟骨炎の治療成績
今田 英明金田 裕樹
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2018 年 25 巻 2 号 p. 205-209

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抄録

 著者らは近年,進行期外側型小頭OCDにおける外壁片に対して裏面の一部にでも良好な海綿骨の付着を認めた場合は積極的に骨釘を用いた固定術を行ってきた.その治療成績を報告する.

 対象は7例,手術時年齢は平均13.6歳,病期分類は分離後期が3例,遊離体期巣内型が4例で全例外側広範型であった.術中ICRS-OCD分類は全例stage IIIであった.術式としては外壁を含む病変全体を固定したもの2例,中央部は切除し外壁片のみ固定したもの2例,中央部には膝からの骨軟骨柱移植を行い外壁片のみ固定したもの3例であった.全例に海綿骨移植を追加した.

 術後,全例とも骨癒合を獲得でき小頭外壁の形態,臨床成績とも良好であった.

 進行期外側型OCDの治療において外側部に対しては海綿骨移植を併用した骨釘を用いた固定術の適応をICRS-OCD分類stage IIIまで拡大しても良いのではないかと考えている.

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© 2018 日本肘関節学会
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