日本肘関節学会雑誌
Online ISSN : 2434-2262
Print ISSN : 1349-7324
Ⅳ. スポーツ障害
外側壁を含まない上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する鏡視下病巣掻爬ドリリング後MRI評価と短期臨床成績
上原 大志, 儀間 朝太, 田中 光, 堀切 健士
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2023 年 30 巻 2 号 p. 238-242

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抄録
 外側壁を含まない進行期OCDに対して鏡視下病巣掻爬ドリリングを行った21例を対象とした.スポーツ種目は野球19例,ハンドボール2例であった.鏡視所見によるICRSOCD分類はstage IIが7肘,IIIが6肘,IVが8肘であった.手術は遊離体の摘出や病巣掻爬に加え,経皮的にドリリングを行った.肘機能スコアの平均は術前52.6点が術後96点と有意に改善し,全例もとのスポーツに平均2.9か月で復帰した.術後単純X線では掻爬した母床部の平坦化を8例,陥凹を6例に認め,修復は7例のみであったが,MRIでは17例で掻爬部に軟骨様組織の被覆によるリモデリングが認められた.外側壁を含まないOCDに対する病巣掻爬ドリリングは,全例除痛が得られ,早期スポーツ復帰に有用であった.術後MRIの多くは掻爬した母床部に軟骨様組織によるリモデリングが認められ,短期では明らかな関節症性変化を生じる症例はなかった.
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© 2023 日本肘関節学会
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