日本女性骨盤底医学会誌
Online ISSN : 2434-8996
Print ISSN : 2187-5669
穿刺型経膣メッシュ手術における穿刺と糸拾いを容易にするニードルの工夫
野瀬 清孝萱島 恒善川原 和也
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2016 年 13 巻 1 号 p. 60-65

詳細
抄録

【目的】

骨盤臓器脱の手術は現在多種にわたるが、穿刺型経膣メッシュ手術はまだまだ重要な位置を占めている。穿刺型経膣メッシュ手術は、盲目的穿刺と糸拾いが短所の一つとしてあげられる。そこで、われわれはニードルを工夫することにより、この短所を改善した。

【ニードルの概要】

1.ニードルは穿刺針、回転軸、ターゲットから成り、針を進めると必ず針先がターゲットを向かうようにした。

2.穿刺針は円弧形状で目盛りを付け、穿刺の深さがわかるようにした。

3.寸止めストッパーにより穿刺操作と糸拾い操作を分割した。

4.ターゲットに突起をつけ、自動的に糸を拾うようにした。

5.空洞対側組織の過剰穿刺を防ぐため、穿刺針のストッパーを設けた。

6.穿刺開始部位と膣との距離が異なるため、前方用と後方用の2種類を作製した。

【結語】

本ニードルは穿刺と糸拾いが容易なため、穿刺型経膣メッシュ手術の習得と指導が容易になると思われた。

著者関連情報
© 日本女性骨盤底医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top