日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
第46回日本家庭科教育学会大会
セッションID: 81
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2003年度例会研究発表
小・中・高一貫教育の家庭科のカリキュラム開発研究(第2報)
-児童・生徒調査から見た学習内容におけるアーティキュレーションの特徴-
飯田 範子*町田 万里子工藤 悦子小林 美札
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抄録
【研究目的】 本発表は、第1報の研究目的を受けて実施した児童生徒調査の結果に基づいて、学習内容におけるアーティキュレーションの特徴を考察する。 近年、児童生徒の生活実態は大きく変化し、家庭生活における生活体験が乏しい児童生徒が増加してきた。そのため、児童生徒の家庭生活に関する興味や関心のみならず、家庭科の学習内容を児童生徒自身が受け止める力も大きく変化してきている。このことは、家庭科の教育実践上の難しさにもつながっている。こうした変化によって、従来の家庭科の学習内容の在り方に検討が迫られている実態は、本学会の調査研究でも明らかにされてきた。 
本発表は、現在を生きる児童生徒の家庭生活に関する実態と認識に小・中・高の発達過程を経て、有効に働きかけることのできるカリキュラム開発のために、児童生徒の家庭生活に関する実態と家庭科学習に関するニーズを調査し、その関連を明らかにする。その結果の考察にあたっては、実際に授業を行っている教師による現在の教育実践の質的な解釈を重視した考察を通して課題を明らかにするものである。                                                   
【研究方法】 ?現在の小・中・高校生の家庭生活の実態 ?家庭科の学習内容に関するニーズ調査の二つの質問紙調査を筑波大学附属小・中・高等学校の小学校3年生から高校3年生の各学年を対象に行った。 調査については、第一に、児童生徒の家庭生活の実態と学習ニーズの実際の発達過程を明らかにする。 第二に、家庭生活の実態が学習内容の指向性にどのような影響を及ぼしているか明らかにする。 第三に、小・中・高校連続進学者と外部入学者の比較を通して、本校の一貫教育の特徴と家庭科のカリキュラム上の現在の問題状況を明らかにする。 以上を通して、学習内容におけるアーティキュレーションの特徴を明らかにし、現在の児童生徒の家庭生活の認識と実態に有効に働きかけることのできる家庭科の学習内容を検討し、一貫教育のカリキュラムの最適化の解明に資する観点を提示する。
【結果及び考察】結果及び考察の詳細は、当日の発表資料により提示する。 
本研究にあたっては、平成15~17年度 科研費研究「小・中・高一貫性にもとづく教科・教科外のカリキュラム開発研究」基盤研究B(2)・課題研究番号15330184・研究代表者 桑原隆(筑波大学教育学系)の一部を使用した。
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© 2003 日本家庭科教育学会
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