2021 年 21 巻 4 号 p. 215-218
がん診療におけるスムーズな地域医療連携において、がん診療地域連携クリティカルパス(以下、がん地域連携パス)は重要な役割を果たしている。トヨタ記念病院では適用患者数の増加に伴い、患者への説明や連携医とのやりとり等の問題が散見されていた。今回我々は、連携医を選定する際に参照するマップの作成、フォローアップ中に他科疾患を併発した際の情報共有手順のルール化、及び連携医へリマインドする作業の簡素化に取り組んだ。院内の要望や連携医の懸念事項に着目し、書類改廃を行った。その結果、業務は効率化し、連携医の不安軽減にもつながった。増加し続けているがん患者に対し、がん地域連携パスを効率的に運用する事は重要であり、継続的な改善活動が必要である。