エレクトロニクス実装学会誌
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研究論文
FPCブラインドビアホールとスタッドバンプを活用した常温かしめ接続の検討
吉村 保廣青野 宇紀佐光 暁史佐藤 雅洋深田 慎友常 仁之
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2021 年 24 巻 6 号 p. 572-579

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抄録

センサーチップとFPCとを室温で機械的および電気的に接続するため,センサーチップ側に形成したスタッドバンプをFPCに形成したBVH (Blind via hole) に押し込むかしめ接続を検討した。スタッドバンプとBVHは既存の製造方式を適用できることがメリットである。かしめ接続試験の結果,BVH内径とバンプ径の比が1.1以上で,一つの接続部当たり0.057 Ωの電気抵抗で接続でき,機械的に固定されることを確認した。STEMによる接合部観察では,BVH側面の電極Auとバンプ材質のAuとの界面での接合を確認した。

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© 2021 一般社団法人エレクトロニクス実装学会
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